Wednesday, June 27, 2018 10:35 AM

党首討論「使命終えた」 首相、参院6増に協力要請

 安倍晋三首相と野党5会派の代表が27日、今国会2回目となる党首討論を行った。安倍政権の問題点を7点挙げた立憲民主党の枝野幸男代表に対し「枝野氏の『演説』で感じたが、党首討論の歴史的使命は終わった」と応戦した。首相は、自民党が提出した参院の議員定数を6増する公選法改正案成立に向け協力を求めた。野党側は、学校法人「加計学園」「森友学園」問題で政権批判を展開した。

 党首討論に対する首相発言は、枝野氏が5月にあった前回の討論後に「今の党首討論という制度はほとんど歴史的な意味を終えた」と記者団に述べたことを踏まえた。

 公選法改正案を巡り、首相は「『1票の格差』問題を解決しなければいけない。1県に1人の代表は必要という声も地方から強い」と意義を強調。「唯一無二の案ではない。さまざまな批判は承知で提出した」と述べ、国会での議論を求めた。(共同)