Wednesday, June 27, 2018 10:36 AM
小中721校に危険な塀 不適合疑いも843校
大阪府北部地震でブロック塀が倒れ、女児が犠牲となった事故を受けた各学校での緊急点検の結果、全国で少なくとも721の公立小中学校や特別支援学校で、地震で倒壊の恐れがあり危険と判定された塀があることが27日、共同通信が各教育委員会に実施した調査で分かった。843校に建築基準法に合致しない疑いがある塀があることも判明。集計は26日夕に締め切ったが、調査中との回答も多く、27日に兵庫県、愛知県、京都市で同様の疑いのある塀が公表されるなど今後、大幅に数が増えそうだ。
調査は都道府県、県庁所在地の市、県庁所在地以外の政令指定都市、東京都23区の計121教委に①倒壊の危険があるブロック塀の有無②現行の建築基準法に合致しない塀の有無などを質問。調査中とした69教委を除いた分をまとめた。
危険とされた塀があるのは小学校が475校、中学校221校、特別支援学校25校。合致しない疑いがあるとした843校の内訳は小学校542校、中学校235校、特別支援学校が31校、学校種不明が35校だった。(共同)
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