Wednesday, June 27, 2018 10:38 AM
米、投資制限で強硬策回避 中国への技術流出防止
トランプ大統領は27日、中国を念頭に置いた外国資本による米企業への投資制限について、既存の政府機関の機能強化で対応すると決めたと明らかにした。当初は中国に絞った強硬策も検討したが、経済的な影響を考慮し回避した。
米企業からの重要技術の流出を防ぐのが狙いで、外国一般を対象にする穏健な手法を選び、中国の新たな反発を抑える思惑もありそうだ。
活用するのは、外国企業による米企業の買収が、安全保障上の問題がないかを審査する政府の対米外国投資委員会(CFIUS)。米議会で機能強化する立法作業が終盤を迎えている。具体的には、出資を検討している外国企業が少数株主にとどまる場合でも審査対象とする。また、技術を持ち出すような条項がある場合も審査対象となる。(共同)
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