Wednesday, June 27, 2018 10:40 AM
米、イラン原油禁輸を要求 11月期限、日本含め各国に
トランプ政権は26日、日本を含む各国に対し、イラン産原油の輸入を11月4日までにゼロにするよう求めていると明らかにした。イラン核合意からの一方的な離脱を表明しており、締め付けを強化する。日本は原油輸入量の5%程度をイラン産に頼っており、段階的な輸入量の削減を含め対応策の検討に入った。中国は禁輸を拒否する姿勢だ。
石油輸出国機構(OPEC)などの主要産油国が23日に原油増産で合意し、上昇基調にある原油価格の抑制に乗り出したばかりで、価格上昇に拍車が掛かる恐れがある。日本のガソリン価格などにも影響が及びそうだ。26日のニューヨーク原油先物相場は急伸し、終値は約1カ月ぶりに1バレル=70ドルを突破した。
菅義偉官房長官は27日の記者会見で「米国の措置が及ぼす影響を分析しており、日本企業に悪影響が及ばないよう関係国と協議したい」と述べた。(共同)
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