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Thursday, June 28, 2018 12:27 PM

働き方法案、きょう成立へ　参院委可決、TPPも

　安倍政権が今国会の最重要課題に位置付ける働き方改革関連法案は28日夜の参院厚生労働委員会で、与党などの賛成多数で可決された。国民民主、立憲民主、共産などの野党は反対した。参院議院運営委員会は理事会で、働き方法案と環太平洋連携協定（TPP）の関連法案を採決する本会議を29日午前に開く日程を決定。本会議で可決、成立する方向となった。

　働き方法案の採決前の討論で、与党は「成立すれば柔軟な働き方が可能となる」と主張。野党は高収入の一部専門職を労働時間規制の対象から外す「高度プロフェッショナル制度（高プロ）」について「長時間労働を拡大し過労死を促進する」（共産の倉林明子氏）として削除すべきだと訴えた。

　国民の浜口誠氏は「経営者のニーズが最優先され、労働者不在の議論だった」と指摘し、立民の難波奨二氏は「会期を延長した以上、まだまだ審議できる」と述べた。午前の質疑では、立民の石橋通宏氏が「問題が多く、議論が尽くされていない」と訴えた。（共同）