Monday, July 02, 2018 12:34 PM
金氏、中朝国境を連続視察 制裁緩和見越した動きか
北朝鮮の朝鮮中央通信は2日、金正恩朝鮮労働党委員長が北西部、新義州の紡織工場などを視察したと報じた。中朝国境地域での金氏の経済視察が伝えられるのは3日連続。北朝鮮は核開発に対する国連制裁で繊維製品の輸出などを禁じられているが、中朝蜜月で制裁緩和を見越したかのような動きが目立ってきた。
2日には北朝鮮の対外経済省の具本泰次官が空路で北京入り。金氏は3月以降、3度訪中し、習近平国家主席と会談するなど急接近している。具氏の訪問目的は明らかにされていないが、経済協力を巡り中国高官と協議する可能性がある。
朝鮮中央通信は6月30日、金氏が平安北道の薪島郡を視察したと報道。同郡は新義州に隣接し、中朝の共同開発が中断している経済特区、黄金坪島があることで知られる。翌7月1日には金氏が李雪主夫人らを伴い新義州の化粧品工場を視察したと報じた。実際の視察日は不明。(共同)
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