Monday, July 02, 2018 12:35 PM

経済界、トランプ氏に反旗 保護主義「発展損なう」

 トランプ大統領の保護主義的な通商政策が「貿易戦争」の危険性を高め、国内の消費者への打撃になり得るとして、米最大の経済団体、米国商業会議所が、トランプ政権の輸入規制や制裁関税の発動に反対する運動を始めたことが2日分かった。ロイター通信が報じた。

 商業会議所のドナヒュー会頭はロイターの取材に対し、トランプ政権の保護主義的な政策によって「経済発展が損なわれる恐れがある」と回答。「われわれは自由で公正な貿易を追求すべきだが、方法が間違っている」と批判した。

 商業会議所は約300万の会員で構成。ドナヒュー氏は昨年4月、トランプ政権の税制改革に対して「経済成長を促進する絶好の手段になり得る」と歓迎する声明を発表していた。(共同)