Tuesday, July 03, 2018 11:20 AM

障害年金、支給継続へ 打ち切り予告の1000人

 一定の障害がある人に支払われる国の障害基礎年金を巡り、日本年金機構が支給打ち切りの可能性を予告していた受給者1010人について、厚生労働省は3日、一転して支給を継続する方針を決めた。

 1010人は20歳前から障害がある人。20歳以降に障害を負った受給者でも、2933人が昨年度に支給を打ち切られたが、以前と症状が同じ数百人については支給を復活させる。

 障害基礎年金の判定業務は都道府県ごとに分かれていたが、地域格差をなくすため昨年4月に東京に一元化した。だが、判定医が代わった影響で、症状が同じなのに支給停止と判定される人が続出。20歳前からの障害者には1年間の猶予措置を設けていた。(共同)