Tuesday, July 03, 2018 11:24 AM

成田の定期便100社に 開港40年節目、LCC増で

 成田空港に同時期に乗り入れる定期航空便の運航会社が3日、100社に達した。成田国際空港会社(NAA)によると、1978年5月の開港時は34社だったが、40年を迎えた節目に大台に到達。近年、旅客数を増やしている格安航空会社(LCC)の乗り入れ増の影響とみている。

 100社目はフィジー・エアウェイズで、同国ナンディからの便が3日夜に到着した。就航記念式典では、NAAの荒川武取締役が「喜ばしい節目を迎え、皆さまのご協力に感謝したい」とあいさつ。取材に「誘致活動を強化してきた成果。一つの通過点として今後も会社を増やしたい」と述べた。

 成田空港は反対する地元農民らとの激しい闘争を経て、滑走路1本で開港。2002年、2本目の暫定滑走路の運用を始めた。同時期に乗り入れている会社数は、新規就航や撤退などを繰り返しながらも増えてきた。08年から相次いでいるLCCの乗り入れは現在18社に上り、全旅客便数の約3割を占める。(共同)