Friday, July 06, 2018 11:13 AM

北朝鮮非核化へ進展模索 米長官「細部詰める」

 ポンペオ米国務長官は6日、平壌を訪れ、米朝首脳会談で合意した北朝鮮の非核化に向けて、金正恩朝鮮労働党委員長の最側近である金英哲党副委員長と協議した。協議前、同行記者団に非核化実現へ「細部を詰める」と語った。米国務省は、トランプ政権が成果を急ぐため交渉態度を軟化させているとの見方を否定。7日までの米朝協議で、目に見える進展を得たい考えだ。

 ポンペオ氏の訪朝は3度目で、首脳会談後は初めて。平壌の空港で金英哲氏と李容浩外相の出迎えを受けた。金正恩氏と会談する可能性もある。7日に来日し、8日には東京で日米韓外相会合に臨むほか、安倍晋三首相とも会談、日本人拉致問題についても意見を交わす見通しだ。

 同行記者団によると、金英哲氏は協議冒頭、「訪問してくれるたびに信頼は深まる」と歓迎した。ポンペオ氏は「生産的な協議になるよう期待している」と応じた。6日夜に初日の協議を終えたが、具体的な内容は不明。7日午前に再開する。(共同)