Monday, July 09, 2018 11:18 AM

ポンペオ氏が拉致再提起 日米韓、非核化へ結束

 米国のポンペオ国務長官は8日、安倍晋三首相と官邸で会談し、北朝鮮での高官協議の際に日本人拉致問題を提起したと伝えた。6月12日の米朝首脳会談に続き、拉致問題解決を再びハイレベルで促した形。河野太郎外相とポンペオ氏、韓国の康京和外相は8日、東京都内で3カ国外相会談を行い、北朝鮮の完全非核化に向けた結束と、国連安全保障理事会決議に基づく制裁を完全履行する方針を確認した。

 日本政府は拉致問題に関する北朝鮮側の認識について分析を進め、日朝首脳会談開催の可能性を探る構えだ。

 ポンペオ氏は首相との会談で、米朝協議の際に「拉致問題を含む広範な問題」を取り上げたと明らかにした。首相は「北朝鮮の核、ミサイル、拉致問題は重要な課題だ。連携して解決に当たりたい」と強調した。(共同)