Tuesday, July 10, 2018 10:49 AM

米韓演習再開論も浮上 非核化交渉難航で

 米朝首脳会談後初の高官協議で、北朝鮮が一方的な非核化に応じない姿勢を鮮明にしたことで、北朝鮮との対話中は中止することを決めた米韓合同軍事演習の再開検討を求める声が米国内で浮上している。北朝鮮から非核化に向けた具体的措置を引き出す妙手を見いだせないトランプ政権は困難な判断を迫られている。

 6〜7日に平壌で行われた高官協議について、北朝鮮外務省は7日、報道官談話で「強盗さながらの非核化要求」と非難。朝鮮戦争の終戦宣言など信頼醸成を先行させるべきだと主張した。

 CNNテレビによると、ホワイトハウスや国務省の間では遅くとも8月末までに非核化に向けた明確な計画を打ち出せなければ、北朝鮮に圧力をかけるため軍事演習を再開すべきだとの認識が広がりつつあるという。(共同)