Wednesday, July 11, 2018 11:26 AM

再生エネ、補助金返還命令 環境省、2億9000万円

 環境省は11日、太陽光発電に関する補助事業を適切に実施しなかったとして、エネルギー関連会社JCサービス(大阪市西区)に補助金約2億9600万円の返還と、加算金約1億3600万円の支払いを命じた。

 同社は細野豪志元環境相に昨年、5000万円の資金提供をした証券会社の親会社。環境省は、補助金の交付が2014年で時期が離れていることなどから「補助金と、証券会社から細野氏への資金提供を直接結び付けるのは無理がある」とした。

 環境省は13年3月、鹿児島県徳之島町で太陽光発電の鉛蓄電池を増設するJCサービスの計画を、蓄電池の性能を確認するモデル事業として採択。設備完成後の14年4月に補助金を交付した。(共同)