Wednesday, July 11, 2018 11:27 AM

南スーダン軍が住民殺りく 「戦争犯罪」と国連非難

 国連人権高等弁務官事務所は10日、2013年に内戦が始まった南スーダンで今年4〜5月、政府軍兵士や民兵が反政府勢力の支配地域の村々を襲撃、子どもや女性を含む少なくとも住民232人を殺害、4歳の女児をはじめ120人以上の女性に性的暴行を加えたと非難する報告書を発表した。

 同事務所は「計画的で冷酷かつ残忍だ」と批判。戦争犯罪に匹敵すると強調し、独立機関による調査を認めるよう南スーダン政府に要求した。

 報告書によると、兵士らは北部ユニティ地方で少なくとも40の村や居住区を襲撃。村を包囲し、逃げようとする住民を射殺したり、家に火を放ち焼き殺したりした。性的暴行に抵抗したため銃殺された女性もいた。(共同)