Wednesday, July 11, 2018 11:27 AM
米、防衛費負担増を要求 対露即応態勢を強化
欧米の軍事同盟、北大西洋条約機構(NATO、加盟29カ国)は11日、ブリュッセルの本部で首脳会議を開催した。トランプ大統領はドイツなど各国に防衛費の負担増を要求するほか、ロシアに対する即応態勢の強化について正式決定する。
トランプ氏がロシアに融和的な姿勢を示し、防衛費分担を巡り同盟国を半ば敵視した言動を続ける中での首脳会議になった。結束を確認し、ロシアの軍事的脅威が現実化した2014年のウクライナ危機を教訓にロシアに対する抑止力の一層の強化を目指す。
会議に先立ち、トランプ氏はNATOのストルテンベルグ事務総長との会談冒頭で防衛費の負担について「米国の納税者にとって公平ではない」と述べ、改善する必要があると強調。ロシアと経済関係が深いドイツに対し「ロシアから守らなければならないのは道理に合わない」と主張するなど批判を繰り返した。(共同)
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