Thursday, July 12, 2018 10:49 AM

週末に2回目の移行作業 みずほ、次期システム

 みずほフィナンシャルグループ(FG)は14日から、傘下銀行の勘定系システムを次期型に移行するための2回目の作業に着手する。6月の1回目の作業は順調に進んだが、6月末に傘下のみずほ証券でシステム障害が発生した。別システムで直接の影響はなかったが、関係者はトラブルなく作業を進めるため神経をとがらせている。

 1回目の作業では顧客の名前や住所といった基礎データを移行した。今回は大企業顧客の取引データを移すため、週末の14日午前0時から17日午前8時まで3日間以上、現金自動預払機(ATM)などのオンラインサービスを休止する。

 みずほ証券で6月末に発生した障害では、2日以上にわたってネット売買の注文を受け付けられなくなった。みずほFGは2002年と11年に大規模システム障害を起こした経験があるだけに、関係者は「違うシステムだと説明してもどうしても結びつけられてしまう」と気をもむ。(共同)