Friday, July 13, 2018 12:07 PM

北朝鮮「瀬取り」常態化 米、制裁維持へアピール

 国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会に対する12日の米国連代表部の通告で、海上で積み荷を移し替える「瀬取り」の手法による北朝鮮の石油精製品の輸入が常態化していたことが明るみに出た。北朝鮮は今年に入って融和姿勢に転じたが、米国は当面制裁を維持するべきだとアピールした。

 米代表部が制裁委員会に提出した文書によると、北朝鮮の船舶は1〜5月に89回、瀬取りをした後に北朝鮮に戻った。

 文書は船舶名と大きさ、北朝鮮に寄港した日付、寄港地を詳しく記録。これによると、数隻の同じ船舶が毎月のように瀬取りを繰り返している様子がうかがえる。同じ日に、同じ港に2度寄港したと指摘されている船舶も複数ある。(共同)