Monday, July 16, 2018 11:57 AM

東海第2原発で避難訓練 住民ら、90キロ先の取手市へ

 茨城県東海村は16日、日本原子力発電東海第2原発で異常事態が発生したと想定し、約90キロ先の同県取手市まで避難する訓練を行った。村は今後、課題を検証し、策定作業中の広域避難計画の実効性向上につなげる考えだ。

 訓練には村や県などに加え、自力での避難が困難な「要支援者」役として住民約170人が参加。使用済み燃料貯蔵プールの水位が低下し続けているとして、役場に災害対策本部を設置し、防災行政無線やメールで住民に伝えた。

 参加住民は村内の集合場所に集まってバスに乗り、取手市立藤代南中まで移動。同中には避難所が開かれ、炊き出しも行われた。(共同)