Tuesday, July 17, 2018 11:32 AM

保守メディア買収「懸念」 米連邦通信委員会トップ

 米国内の放送通信事業の規制監督を担う連邦通信委員会(FCC)のアジット・パイ委員長は16日、保守系大手メディアグループ、シンクレアが計画している放送大手トリビューンメディア買収について「深刻な懸念を抱えている」として聴聞会を開く方針を明らかにした。

 米メディアによると、聴聞会が開かれれば買収手続きが頓挫する可能性もある。シンクレアを巡っては、トランプ大統領を支えるため、傘下の地方テレビ局に偏向報道を命じたことが判明しており、FCCの判断が注目されていた。

 シンクレアはパイ委員長の発表について「驚き、失望した」とする一方で、買収手続き完了に向けて引き続き取り組むと表明した。(共同)