Tuesday, July 17, 2018 11:35 AM
列島猛暑、高気圧重なる 岐阜38.9度、5人死亡
日本列島は17日も各地で猛暑に見舞われ、岐阜県揖斐川町で最高気温38.9度を記録し、埼玉、岐阜、愛知、三重、奈良の5県で5人が死亡した。この暑さは、14〜16日の3連休のころから東日本から西日本にかけての広い範囲が2層の高気圧に覆われているためだ。共同通信の集計では3連休中に5000人を超える人が熱中症とみられる症状で救急搬送され、14人が死亡している。厳しい暑さは当面続く見通しで注意が必要だ。
気象庁によると、上空の偏西風が平年よりも北極寄りのコースをとっており、太平洋高気圧が勢力を強め、上空5000メートル付近で日本列島を広く覆っている。これに加え、大陸からはチベット高気圧が上空1万5000メートル付近に張り出しているという。
高気圧の上空では雲ができにくく、雨が少なくなって地表には直射日光が照りつける。2層の高気圧から下降する気流が地表付近の空気を強く圧迫していることも高温の一因になっている。(共同)
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