Tuesday, July 17, 2018 11:36 AM

米露首脳、核軍縮で連携 緊張緩和へ「建設的」会談

 トランプ大統領とロシアのプーチン大統領が16日、ヘルシンキのフィンランド大統領公邸で会談した。共同記者会見で両首脳は2021年に期限を迎える米露間の新戦略兵器削減条約(新START)を含む核軍縮で連携する考えを示した。冷戦後最悪レベルに冷え込んだ米露の緊張緩和へ「建設的な」会談になったと強調。トランプ氏は、北朝鮮の非核化に向けた米露の協力を確認したと述べた。

 トランプ氏は16年米大統領選にロシアが介入したとの疑惑を全否定するプーチン氏に同調した。介入があったとする米中央情報局(CIA)など配下の情報機関の結論を現職大統領が支持しない異例の事態となった。

 国際会議に合わせた両者の会談はあるが、独立した機会を設けた公式会談は初。予定の90分を超え2時間以上に及んだ。その後、ポンペオ国務長官らを交えた拡大協議に移行した。(共同)