Thursday, July 19, 2018 10:46 AM

州分割の住民投票認めず カリフォルニア州の最高裁

 カリフォルニア州の最高裁は18日、11月6日の中間選挙に合わせて計画されていた、同州を3分割する提案を巡る住民投票について「妥当性に重大な疑義」が生じたとして、州側に中止を命じた。米メディアによると、州側は中止すると明らかにした。

 カリフォルニア州では過去にも州分割が議論されてきた。州最高裁は今後、分割の合憲性についても審議を続けるとしているが、違憲判断が示される可能性が高く、州分割実現はさらに困難になったといえそうだ。

 今回の分割案は、州の小規模化で意思決定を迅速化し、インフラ整備や教育制度の充実を図るのが狙い。同州のシリコンバレーの男性投資家が提案し、有権者40万人以上の署名提出を受け、州側が6月、住民投票の実施条件を満たしたと確認した。(共同)