Thursday, July 19, 2018 10:50 AM
カジノ法案、参院委可決 与党、きょう成立方針
カジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備法案は19日の参院内閣委員会で、与党などの賛成多数により可決された。カジノ解禁に反対する野党は、内閣不信任決議案を20日に衆院へ提出して抵抗する方針だが、否決となる見込み。ギャンブル依存症の防止策や治安対策といった多くの課題を残したまま、与党の方針通り、20日に開かれる参院本会議での法成立が確実となった。
法案はカジノを刑法の賭博罪の適用対象から外し、解禁することが柱。IRは全国3カ所を上限に整備し、日本人から入場料6000円を徴収する。カジノ事業者には利用客への金銭貸し付け業務を認める。
貸し付け業務の仕組みを含む331項目は、国会審議が不要な政省令に委ねた。政府の対応次第では、依存症対策や規制の実効性が弱まりかねないとの懸念がくすぶっており、カジノ解禁に国民の不安が根強い中、今後の焦点となる。(共同)
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