Thursday, July 19, 2018 10:51 AM
人権理「失敗」と米大使 国際枠組み軽視鮮明に
ヘイリー米国連大使は18日、首都ワシントンのシンクタンクで講演し、米国が離脱を表明した国連人権理事会について「最も深刻な人権侵害を行う国家を非難するのではなく擁護してきた」などと批判し「国連最大の失敗」だと主張した。国際的な枠組みを軽視するトランプ政権の姿勢がさらに鮮明になった。
米国は6月に「イスラエルへの慢性的な偏見」などを理由に人権理からの離脱を発表していた。
ヘイリー氏は講演で、人権理は人権侵害国が一方的な主張を展開する場になっていると指摘。虐殺の犠牲者とみられる遺体の集団埋葬地が見つかったコンゴ(旧ザイール)を昨年10月にメンバーとして承認したことを挙げ、人権侵害国を排除できない仕組みとの疑問を呈した。(共同)
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