Thursday, July 19, 2018 10:51 AM
トランプ氏発言迷走で泥沼 親ロシア路線に不信感
2016年の米大統領選にロシアが介入したとの疑惑を巡るトランプ大統領の発言が二転三転し、ロシア外交が混迷することへの懸念が強まっている。発言ミスなどと政権側は苦しい弁解に終始し泥沼状態。ロシアと融和を図りたい本音がのぞくトランプ氏に対し米世論は不信感を募らせ、親ロシア路線を突き進むことを警戒している。
「(発言訂正の)説明が遅すぎたということはない」。16日の米ロ首脳会談後の共同記者会見の発言を翌日になってトランプ氏が訂正した対応を巡り、サンダース大統領報道官は18日、高まる批判にこう反論したが、トランプ氏が発言後すぐに言い直さなかった理由は答えなかった。
米大統領選に介入したのがロシアだという理由が見当たらないとトランプ氏が発言した後、米政界やメディア、有識者は非難の大合唱。政権は大統領発言をどう軌道修正するか慎重に検討したとみられ、「ロシアではない理由が見当たらないと言おうとして、言い間違えた」と異例の訂正に踏み切った。(共同)
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