Friday, July 20, 2018 11:16 AM

上原に新たな勲章 中継ぎのプライド胸に

 巨人の上原がまた一つ勲章を手にした。8-8の7回に3番手で登板して1回無失点とし、日米通算100ホールドを達成。既に達成している100勝、100セーブと併せ“トリプル100″を成し遂げた。試合は惜しくも敗れたものの「誰も達成してない記録を自分が達成したことに対してはうれしい」と喜びを口にした。

 ホールドは中継ぎの貢献を表す記録。上原は常々、脇役とみなされがちな中継ぎ投手の重要性を訴えてきた。今季、勝ち星もセーブもまだないが「毎日肩をつくるのは大変。今はそのポジションにプライドを持ってやっている」と胸を張る。

 10年ぶりに古巣に復帰した今季は、序盤に不安定な投球が続いて勝ちパターンから一時外れたが、走り込んで体をつくり直し「勝利の方程式」に戻ってきた。後半戦では3度の登板全てでホールドを記録している。「まだ諦めていない。負けたけど、明日につながる追い上げ方だった」と逆転優勝への執念をのぞかせた。(共同)