Friday, July 20, 2018 11:21 AM

圧力通用せずと中国大使 米と摩擦激化回避の意向も

 中国の崔天凱駐米大使は20日までに米紙に寄稿し、米国による対中制裁関税について「“最大限の圧力”は中国には通用しない。どう喝は逆の結果を招くだけだ」と強調して米側を批判した。中国外務省が発表した。

 ただ具体的な対抗措置には言及せず「大国が互いに競争をするのは正常だ。このような競争を建設的なやり方でうまく扱うことが重要だ」と指摘し、事態のエスカレートを回避したい意向をにじませた。

 崔氏は、米中貿易の結果、米国内の消費者物価は下がり、2015年には「米国の各家庭は平均850ドル(約9万5000円)節約できた」と米国民に利益をもたらしていると主張した。(共同)