Friday, July 20, 2018 11:21 AM

プーチン氏に今秋訪米要請 トランプ氏が再会談意欲

 サンダース米大統領報道官は19日、トランプ大統領がボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)に対し、ロシアのプーチン大統領に今秋の米首都ワシントン訪問を要請するよう指示したとツイッターで明らかにした。米露両国の関係当局が既に協議を開始したとしている。

 米露首脳は16日にフィンランドで直接会談を実施したばかり。ロシアによる2016年米大統領選介入疑惑を巡り、プーチン氏を追及しなかったとして与野党の非難を一斉に浴びる中、トランプ氏は早期の再会談により成果を示すことで自身の対応の正当性をアピールする考えとみられる。

 16日の首脳会談では、2021年に期限を迎える米露の新戦略兵器削減条約(新START)を含む核軍縮で連携することで一致したほか、内戦が続くシリアの安定化や北朝鮮情勢などについて広範な協議を行ったとしていたが、具体的な合意はなかった。(共同)