Monday, July 23, 2018 10:44 AM

日立、英向け新型電車公開 スコットランドで営業運転

 日立製作所は23日、同社が製造し、英北部スコットランドの鉄道で使われる新型電車をグラスゴーの駅で報道陣に公開した。納入先の鉄道運行会社アベリオ(オランダ)が、グラスゴー-エディンバラ間で24日に営業運転を始める。

 車両は近郊輸送用の「AT-200」。最高時速160キロの性能で、車内は全座席に電源コンセントを備え、公衆無線LAN「Wi-Fi」を利用できるなど快適性を追求した。日立レールヨーロッパのカレン・ボズウェル社長は「さまざまな課題を乗り越えて運行開始にこぎ着けることができた」と述べた。

 全体で70編成、計234両を納入予定で、最初の7編成を笠戸事業所(山口県下松市)、残りを英ダラム州の工場で生産。契約には10年間の保守も含まれている。(共同)