Monday, July 23, 2018 10:47 AM
地上イージス2基4000億円 防衛省内の新試算で倍増
政府が2023年度の運用開始を目指す地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の取得費について、防衛当局が2基で計約4000億円になりうると新たに試算していることが分かった。防衛省は1基約1000億円と説明してきたが、試算通りなら倍増となる。搭載ミサイルの購入費などを含めると、総額で6000億円近くに膨らむ可能性もある。政府関係者が23日、明らかにした。
北朝鮮の完全非核化に向け、6月に米朝首脳会談が開かれた中、ミサイル防衛(MD)強化に巨額の防衛費を投入することになれば、費用対効果の面でも批判や疑問の声が上がりそうだ。
政府は北朝鮮の核・ミサイル開発に備えるために昨年12月、イージス・アショア2基の導入を閣議決定。秋田、山口両県に1基ずつ配備する計画で、陸上自衛隊が運用する。2基で日本全体を防衛できるとされる。(共同)
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