Monday, July 23, 2018 10:47 AM

対北朝鮮制裁の例外要請 韓国政府「緩和ではない」

 韓国政府が国際社会による対北朝鮮制裁のうち、南北交流に関する事業については例外措置を求める動きを強めている。措置の具体的な内容は不明だが、南北間の経済協力が進まないことに北朝鮮が不満を持っていることが背景にありそうだ。韓国政府は「制裁緩和ではない」と強調するが、国内からは批判も出ている。

 韓国メディアによると、康京和外相はニューヨークで20日、ポンペオ米国務長官とともに国連安全保障理事会メンバー国に北朝鮮情勢を説明した際、制裁維持を主張しながらも「北朝鮮との対話や協力のために例外措置が必要だ」と訴えた。

 22日まで訪米し、ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)と会談したとされる鄭義溶大統領府国家安保室長も、同様の要請をしたとの見方が出ている。(共同)