Tuesday, July 24, 2018 11:30 AM

組織委、神宮借用は70日間 札幌ドームは3カ月提示

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会が大会期間中に神宮球場を借用する期間が7月6日から9月13日の70日間になることが24日、分かった。プロ野球ヤクルトの球団首脳が明らかにした。また、五輪のサッカー会場となる札幌ドーム(札幌市)の使用期間については、所有者である札幌市に対して大会前後の約3カ月を提示したことも分かった。

 神宮球場はメインスタジアムの新国立競技場に隣接しており、大会期間中は関係者や来賓の待機場所、資材置き場として使用される予定。プロ野球公式戦が中断される大会期間中を含めて長期間使用できなくなるため、ヤクルトは主催試合の代替球場を確保する準備を進めている。巨人の本拠地の東京ドームなど、首都圏の複数球場が候補地に挙がっているという。

 札幌ドームはプロ野球日本ハムの試合などに影響するため、札幌市は「短縮するよう要請する」とした。市によると、約1カ月の使用期間を想定していたが、組織委から昨年末に「6月1日〜9月11日」との目安を示された。同じく五輪会場のひとめぼれスタジアム宮城(宮城県利府町)、埼玉スタジアム(さいたま市)、カシマスタジアム(茨城県鹿嶋市)、日産スタジアム(横浜市)の関係自治体にも組織委は一律に「6月1日〜9月11日」を目安として提示したという。(共同)