Tuesday, July 24, 2018 11:31 AM

大谷、鮮やか一発 全本塁打を本拠地で

 後半戦初アーチの感触を問う質問に、開口一番「最後つなぎたかったけど、それ以外は比較的良かった」と答えは素っ気なかった。エンゼルスが敗れたこともあるが、3-5の8回無死一塁で外角低めの際どい球を空振り三振し、好機を広げられなかった思いが大谷の脳裏に浮かんだようだ。

 とはいえ、鮮やかな一発だった。2-1の4回1死。同じ24歳の右腕ジオリトの外角球を強振した打球は、中堅フェンスをはるかに越えて芝生で弾んだ。「しっかり捉えれば方向は関係なくどこでも行く」と言うものの、これで8本中7本が中堅方向への当たりと持ち前のパワーが光る。

 球団によると、ルーキーがメジャー1号から8本目までを全て本拠地エンゼルスタジアムで放ったのは史上初。これには「ビジターでもちろん打てればいいのかなと思うが、なんとなく雰囲気だったりとかそういうものかな」と、ファンの声援に感謝を口にした。(共同)