Tuesday, July 24, 2018 11:36 AM

式典事務局、来月1日設置 政府、皇位継承へ準備

 政府は2019年4月30日の天皇陛下退位と翌5月1日の新天皇即位に伴う一連の儀式の準備作業を統括する「皇位継承式典事務局」を来月1日に設置する。菅義偉官房長官が24日の記者会見で発表した。トップの事務局長は事務次官級ポストとし、総務省自治行政局長の山崎重孝前内閣総務官(58)を充てる。発令は来月1日付。事務局長以下、26人の専従職員を配置する予定だ。

 山崎氏は内閣総務官時代に皇室典範改正準備室長を兼務するなど皇室制度全般に精通しており、事務局長として適任だと判断した。

 事務局は内閣官房と内閣府が合同で設置。平成の例を踏襲しつつ、財政面や新天皇の負担軽減に配慮しながら調整する方針だ。菅氏は会見で「儀式がつつがなく行われるよう政府の準備を進めたい」と語った。(共同)