Tuesday, July 24, 2018 11:38 AM
元米高官の機密権剥奪検討 トランプ氏、批判的な6人
ホワイトハウスのサンダース報道官は23日、中央情報局(CIA)元長官のブレナン氏ら政府元高官6人について、機密情報へのアクセスを剥奪することをトランプ大統領が検討していると明らかにした。6人はいずれもトランプ氏に批判的な立場を取っており、異論を封じる狙いとみられる。
サンダース氏は理由について、ロシアが2016年米大統領選に介入した疑惑を巡り、6人が機密へのアクセスを「政治的に利用し、根拠のない主張をした」と述べた。疑惑の渦中にいるトランプ氏が実際に剥奪に踏み切れば、権限乱用との批判が強まるのは必至だ。
他の対象者は、ライス元大統領補佐官(国家安全保障問題担当)や、トランプ氏が昨年解任したコミー前連邦捜査局(FBI)長官、国家情報長官を務めたクラッパー氏らで、多くがオバマ前政権下の高官。クラッパー氏はCNNテレビに「大統領が政治的な理由で剥奪を決めれば、ひどい前例をつくることになる」と語った。(共同)
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