Wednesday, July 25, 2018 10:27 AM

自立強調、制裁継続備えか 休戦65年を前に北朝鮮

 朝鮮戦争(1950〜53年)の休戦協定締結から27日で65年。北朝鮮の平壌では経済の自立を呼び掛けるスローガンが掲げられ、米国への敵対心をあおる文言は見当たらない。北朝鮮の核放棄と体制の保証という米朝双方の目標達成が短期間では困難な中、北朝鮮は緊張を避けつつ、制裁解除までの長い年月に備えているようだ。

 丸々と太った1万匹を超えるナマズが水を抜かれた飼育池の底で跳ね回る。数十匹ずつ詰め込まれたかごを載せ、トラックが次々と出発した。

 24日、平壌南部の「平壌ナマズ工場(養殖場)」。共同通信の取材に応じた朱カラム技術課長は「最高指導者同志(金正恩朝鮮労働党委員長)の歩みに従い、一日も早く人民生活を一層向上させ、経済発展を成し遂げる」と話した。(共同)