Wednesday, July 25, 2018 10:29 AM

VRゴーグルで野球観戦 KDDI、自由に視点変更

 KDDIは25日、ゴーグル型の仮想現実(VR)端末を使って、自宅などでプロ野球の試合を観戦するサービスを開始すると発表した。テレビとは違い、複数のカメラの視点を自由に切り替えたり、離れた場所にいる友人と一緒に観戦するような体験ができたりする。

 利用にはサービスに対応したゴーグル型端末が必要。スマートフォン向けアプリで中継を受信すれば、球場に設置した5台のカメラの映像がゴーグルのVR空間に映し出される。アバターと呼ばれる分身を通じ、離れた人が隣にいるように会話できる機能もある。

 27日からプロ野球パ・リーグの一部試合を中継する。料金は1試合500円。今後、他のスポーツやコンサートにもサービスを広げる。2020年に「第5世代(5G)」と呼ばれる高速通信網が実用化すれば、画質の向上などが期待できるという。(共同)