Wednesday, July 25, 2018 10:29 AM
最低賃金26円増、過去最大 人手不足、時給874円に
中央最低賃金審議会(厚生労働相の諮問機関)の小委員会が24日、東京都内で開かれ、2018年度の地域別最低賃金の改定について全国平均の時給を26円引き上げ、874円とする目安をまとめた。02年度に時給で示す現在の方式となって以降、最大の引き上げとなった。
労使の主張は対立したが、深刻な人手不足を背景に、政府が昨年3月にまとめた「働き方改革実行計画」で掲げた3%程度の引き上げ目標に合わせる形で決着した。25円の大幅引き上げとなった16、17年度を上回り、率では3年連続の3%程度のアップとなった。現在の全国平均の時給は848円で、目安通りに引き上げた場合、全国平均は874円となる。
小委員会は、目安額をA〜Dの四つのランクに分けて示し、東京などのAは27円、京都などのBは26円、群馬などのCは25円、福島などのDは23円とした。(共同)
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