Wednesday, July 25, 2018 10:30 AM

中国次官が北朝鮮訪問 非核化、終戦宣言議論か

 中国の孔鉉佑外務次官が25日、北朝鮮の首都平壌を空路訪問し、北朝鮮の李吉聖外務次官と協議した。孔氏は朝鮮半島問題特別代表を兼務しており、北朝鮮の非核化問題や北朝鮮が米国に早期実現を要求している朝鮮戦争(1950〜53年)の終戦宣言問題で意見を交わしたとみられる。

 朝鮮中央通信は「会談で双方は両国の最高指導者の崇高な意を受け、親善関係を新たな高い段階に発展させるため、協力を強化する問題を討議した」と報じた。

 北朝鮮は27日の朝鮮戦争の休戦協定締結65年を前に、戦死した米兵の遺骨返還に関する協議を米国との間で進めている。中国は休戦状態から平和体制への転換交渉が自国抜きで進むことを警戒。孔氏訪朝は、終戦宣言を行う場合は中国の関与が不可欠だとの立場を伝える目的もありそうだ。(共同)