Wednesday, July 25, 2018 10:31 AM

金融庁、関係職員処分へ 事前に総務相側へ文書

 金融庁は25日、野田聖子総務相に関係する情報公開請求の内容が漏えいした問題で、関係する職員に厳重注意などの処分を行う方向で検討に入った。金融庁が総務相側に開示決定通知書などを事前に渡していたことも判明。菅義偉官房長官は同日の記者会見で「極めて不適切だ。金融庁で当然、何らかの対応をしたい」と語った。

 野田氏は自民党総裁選への立候補に意欲を示しているが、推薦人確保のめどが立っていない。今回の問題が出馬に向けた支持の呼び掛けに影響する可能性もある。

 この問題は、野田氏の秘書が仮想通貨関連会社の関係者を同席させて事務所に金融庁の担当者を呼び、仮想通貨の取引に関する規制の説明を求めていたことに関する情報公開請求で起きた。(共同)