Thursday, July 26, 2018 11:10 AM

避難基準、14市町で緩和 被害甚大3県の2割

 西日本豪雨での甚大な被害を受け、岡山、広島、愛媛3県の少なくとも14市町が二次災害に備えて早めの避難を促そうと、避難情報を出す基準を緩和していることが26日、分かった。国土交通省の助言を踏まえたり、独自に判断したりした暫定的な措置で、3県の市町村の2割に上る。

 国交省は今後の雨で土石流が再び起きたり、流出土砂が川をふさぎ氾濫したりする危険があるとしている。西日本豪雨は27日で3週間。台風シーズンに入り、被災地では警戒を強めている。

 避難に関する内閣府のガイドラインでは、大雨警報で避難準備・高齢者等避難開始を、土砂災害警戒情報で避難勧告を出すことになっている。(共同)