Thursday, July 26, 2018 11:11 AM

建設現場火災で5人死亡 約40人けが、警視庁捜査

 26日午後1時50分ごろ、東京都多摩市唐木田1丁目の大型ビル建設現場(地上3階・地下4階建て)から出火し、作業員の男性5人が死亡した。東京消防庁によると、作業員ら約40人が気道熱傷などのけがを負い、うち約30人は症状が重いという。

 警視庁捜査1課によると、地下3階でアセチレンガスのバーナーを使った鉄骨の切断作業中、火花が床付近のウレタンに燃え移り出火したとみられる。作業員は「下から煙が上がり、水や消火器で消そうとしたが、火の回りが早く間に合わなかった」と話しているという。同課は業務上過失致死傷容疑を視野に捜査を始めた。

 東京消防庁によると、延べ床面積は約1万7500平方メートル。地下4階の天井部分(約5千平方メートル)を焼き、付近は一時、激しい黒煙に包まれた。ポンプ車など計70台以上が出動、出火から約6時間後の午後7時半ごろ、ほぼ消し止めた。(共同)