Thursday, July 26, 2018 11:13 AM
米欧合意は「良い兆候」 欧州中銀総裁、緩和は維持
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は26日、ドイツ・フランクフルトで記者会見し、米国と欧州連合(EU)が25日、自動車分野を除く工業製品の関税撤廃に向け協議することで合意したことに関し「良い兆候だ」と評価した。ECBは26日、理事会を開き、現行の金融緩和政策の維持を決めた。
米欧の合意で貿易摩擦が改善する可能性が出てきている。ただ、ドラギ総裁は米欧協議の内容を「評価するには早すぎる」と述べ、詳細な分析を避けた。世界貿易を巡る状況に関しては「不確実性が目立っている」と指摘し、警戒感を示した。
ECBは2015年3月から量的緩和を開始。現在は資産購入額を月300億ユーロ(約3兆9000億円)とし、9月末を期限として実施している。6月理事会で、10月から購入額を段階的に縮小し12月末までで終了することを決めた。(共同)
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