Friday, July 27, 2018 11:16 AM

日産連合が2年連続トップ 18年上半期の世界販売

 日産自動車とフランス大手ルノー、三菱自動車の連合による2018年上半期(1〜6月)の世界販売台数が27日出そろい、合計で前年同期比5.1%増の553万8532台と2年連続で首位を守った。2位のドイツのフォルクスワーゲン(VW)の猛追をかわしたが、グループの中核である日産が台数を落とした。燃費測定試験の不正なども重なり、先行きの不透明感が増している。3位はトヨタ自動車だった。

 自動車業界は次世代の電気自動車や自動運転車の開発もにらみ、販売競争は混戦模様だ。

 日産は主力の米国市場で苦戦し、全体で1.4%減の285万4187台と落ち込んだ。新車の無資格検査問題や燃費測定試験の不正が相次いだ国内市場も、2.3%減と振るわなかった。これに対し、ルノーが9.8%増の206万7695台、三菱自が24.8%増の61万6650台とそれぞれ健闘し、トップを守り抜いた。(共同)