Friday, July 27, 2018 11:18 AM
米GDP、4.1%増 3年9カ月ぶり高い伸び
米商務省が27日発表した2018年4〜6月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)の速報値は年率換算で前期比4.1%増だった。2.2%増だった1〜3月期から経済成長のペースが加速し、14年7〜9月期の4.9%増以来、3年9カ月ぶりの高い伸びとなった。個人消費と輸出が拡大し、高成長をけん引した。
09年6月に始まった今回の米景気拡大が10年目に入ったことが、GDP統計上も裏付けられた。ただ、トランプ政権が仕掛ける中国などとの「貿易戦争」が米景気の足を引っ張る可能性が浮上する。政権が目指す3%以上の安定成長が続くかどうかは不透明で、米景気の動向は世界経済の先行きにも大きく影響しそうだ。
GDPの伸び率は市場予想とほぼ同じだった。景気の順調な拡大を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)は今年9月に追加利上げを決める見通しだ。(共同)
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