Monday, July 30, 2018 10:40 AM

「原因特定できず」と報告 不明マレー機の調査団

 2014年3月に行方不明になったクアラルンプール発北京行きマレーシア航空370便(乗客乗員239人)について、マレーシア政府など8カ国でつくる調査団は30日、「行方不明になった原因を特定できない」とする報告書を発表した。機体やブラックボックスが発見されなければ解明は難しいとしており、「航空史上最大のミステリー」は迷宮入りする可能性が高まった。

 衛星記録などの分析から、同機は離陸後に針路を変更、逆方向のインド洋に向けて飛行し、墜落したと推定されている。2種類の通信装置が飛行中に切られていた。

 調査団は近く解散する意向。報告書は「証拠が著しく不足しており、航空機が針路変更した理由を判断できない」と指摘。「第三者による介入の可能性は排除できない」としながら、原因は特定できなかったと結論付けた。(共同)