Monday, July 30, 2018 10:42 AM

豊洲市場「安全性確認」 土壌汚染対策で専門家

 築地市場(東京都中央区)から10月に移転する豊洲市場(江東区)の土壌汚染対策を検討してきた都の専門家会議(座長・平田健正放送大和歌山学習センター所長)は30日、豊洲市場で記者会見し、都が実施した追加対策工事について「将来リスクを踏まえた安全性が確保されたことを確認した」と評価した。

 専門家による安全性が確認されたことにより、移転に向けた準備が加速する。都は今後、農相に認可申請し、小池百合子知事の安全宣言を経て10月11日に開場する。

 都は専門家会議が昨年6月に取りまとめた提言を受け、同年12月から地下空間の床をコンクリートで覆って揮発性の有害物質の侵入を防ぐ工事や、換気設備の工事などを実施し、今月12日に完了。専門家会議が同20日に追加対策の状況を確認していた。(共同)