Wednesday, August 01, 2018 10:31 AM
北朝鮮返還の遺骨、米へ 在韓米軍基地で式典
朝鮮戦争で死亡した米兵の遺骨が北朝鮮から返還されたことを記念する式典が1日、韓国・ソウル南方の烏山米空軍基地で開催された。米国のハリス駐韓大使や在韓米軍のブルックス司令官らが出席した。式典後、一部の遺骨を載せた輸送機がハワイへ向かった。今後、DNA鑑定による身元確認が行われる見通し。
ブルックス氏は北朝鮮との協力で遺骨返還が実現したとし「（朝鮮戦争の）行方不明者ら全員を母国や家族の元に返す義務を再確認したい」と述べた。滑走路では米兵らが厳粛な表情でひつぎを運び込み、戦闘機の編隊飛行も行われた。輸送機が離陸する際には儀仗隊が見送った。
遺骨返還はトランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が6月の会談で合意。板門店での米朝実務協議を経て、朝鮮戦争の休戦協定締結65年となった7月27日に55柱が返還され、米軍輸送機が北朝鮮から烏山米空軍基地に移送した。（共同）
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