Thursday, August 02, 2018 12:08 PM

大統領聴取質問限定を提案 特別検察官、弁護団と協議

 ワシントン・ポストは1日、ロシア疑惑を捜査するモラー特別検察官が7月30日にトランプ大統領の弁護団に書簡を送り、トランプ氏の事情聴取実現に向けて質問項目を減らすことを提案したと報じた。質問を限定し聴取に応じるよう促した形で、大統領聴取が実現すれば疑惑捜査は大きな節目を迎える。

 聴取の条件などを巡る検察側と弁護団の協議は最近停滞していたが、書簡をきっかけに再開した。弁護団のジュリアーニ元ニューヨーク市長は1日、トランプ氏は条件が整えば聴取に前向きだと米メディアに改めて説明。ただ検察側と交渉中で、実現するかは予断を許さないと述べた。

 報道によると、検察側はトランプ氏への事情聴取について、疑惑捜査をやめさせることを狙って司法妨害した可能性を調べるために行い、質問項目をこれまで求めてきた分量の半分程度に減らすことを提案した。(共同)