Friday, August 03, 2018 10:58 AM

ロシアの米大使館にスパイか 英紙報道、10年以上勤務

 英紙ガーディアン電子版は2日、モスクワの米国大使館に10年以上勤務していたロシア人女性がスパイだった可能性があると報じた。女性は承認なしに定期的にロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)関係者と会っていたという。

 女性は米シークレットサービスの所属で、組織内のイントラネットや電子メールのシステムにアクセスしていたとみられる。同システムからは米大統領らの日程などの情報を入手することが可能という。

 2016年の米国務省による監査でスパイの容疑が浮上、女性とFSBとの面会が判明したが、シークレットサービスは本格的な調査をせずに女性を退職させた。情報筋はシークレットサービスが不祥事を隠そうとしたと指摘している。(共同)